~便秘薬の選び方~
便秘薬には「刺激性下剤」と「便を柔らかくする」タイプがあります。刺激性下剤には、ビサコジル、センノシド、ピコスルファートナトリウムなどの成分が入っています。センナもその一種です。このタイプは大腸を直接刺激して排便を促すので、一般的に作用が強く確実に効きます。ただし、服用回数が増えると腸が薬の作用に慣れてしまい、服用量を増やさないと便が出なくなるといった悪循環が起こりがちです。服用は最低限にとどめ、生活習慣の見直しも心がけましょう。
硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、プランタゴ、オバタ、ジオクチルソジウムスルホサクシネートなどの成分は、便をやわらかくして排便を助ける成分です。比較的おだやかな作用で慣れも生じにくいそうです。ただ、一緒に刺激性下剤が含まれていることもあるので、成分をよく見てから選びましょう。
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