「家づくりでよく、C値(気密)っていう言葉を見かけるけどどういう意味だろう、と思われている方もいらっしゃると思います。
家づくりをご検討中の方には、まだ少し聞きなれない言葉かもしれませんので、ここでも少しご説明します(^^)

C値は「家全体に対してどれだけの”余分な隙間”が存在しているかを測定して数字で表したもの」です。
わかやすく言うと、
「余分な隙間が少ない(C値が小さい)」=「気密性が高い」
「余分な隙間が大きい(C値が大きい)」=「気密が低い」ということになります。
家にはそもそも空気が通る道(換気扇 等)を計算して設計しています。
そしてその「通り道」以外において「余分な隙間を極力つくらない住宅」=「高気密住宅」という事なんです。
「C値1.0」という数値は「床面積100㎡の住宅の場合」
「10cm × 10cm程の面積に相当する隙間」がある、ということになります。
もし「C値0.3」という数値の場合は、100㎡の家全体で
「10cm × 3cm程の隙間しかない」という結果です。
家全体での「余分な隙間」が少ないとどうなるかというと
・夏の暑い外気、冬の寒い外気が家の中に入りづらくなる。
・家の中の快適な温度(夏の冷房・冬の暖房)が外へと逃げにくくなり、保たれやすくなる。
という効果が得られます。
そこに「高断熱」という性能を合わせれば、より良い相乗効果が生まれて、とても快適な住環境が出来上がるんです。
この「高気密」の実現には、設計や使う部材はもちろんのこと、現場での職方のスキルも求められてきます。
そしてはなまるの家では、この大切なC値をしっかりと測定しています。
(※2023年1月計測スタート。全棟 C値0.99以下を保持)
現代の夏は猛暑続き。
冬は温暖化の影響で急に激しく冷え込んだり、大雪が降ったりします。
そして光熱費の高騰なども考えると、環境対策や光熱費対策はとても重要な家づくりのポイントになっています。
そのため検討事項の中に、「高気密・高断熱」という視点も加えると、とても良い家づくりが実現できることと思います。
ただ、あまりにC値が低すぎると、玄関ドアの開閉がとても重たくなってしまったり…ということもあったり、小さなお子様やご高齢の方がいらっしゃるご家庭では、気をつけていただく必要があります。
ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)


